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もっと眠りたい人が68.3%! 睡眠と住環境の関係を、片づけの視点から考えてみた

 

「もっと眠りたい」が過去最高の68.3%に

先日、見ていた生活者の意識調査。興味深い数字を見つけました。

 

なんと、「睡眠時間を増やしたい」と回答した人が68.3%!(みんな眠い!)これは1992年の調査開始以来、過去最高だったそうです。

一方で、「現在の生活に満足している」という人も70.8%で過去最高。

 

今の生活にはそれなりに満足しているけれど、もっと眠りたい。この組み合わせが、なんだか面白いなと思いました。

 

睡眠時間を増やしたいと思っていても、仕事や家事で忙しかったり、つい夜更かししてしまったり。

思うように時間を確保できない人も多いのでしょうね。

そんな睡眠の話題から、先日開催したセミナーのことを思い出しました。

 

 

寝室のこと、どこまで考えていますか?

10月13日、オンラインで「片づけと睡眠の意外な関係 〜疲れを持ち越さない部屋づくり〜」というセミナーを開催しました。

 

インテリアコーディネータ、レジデンシャルオーガナイザー生みの親の吉本とも子さんと、工務店経営をされている堀場一生さんによる対談で、私は運営スタッフとして参加しました。

 

テーマは、建築・インテリア・片づけの視点から考える寝室づくり。

 

家を建てる時って、LDKの広さやキッチンの使い勝手、収納をどこにどれくらい設けるかなど、あれこれ考えますよね。

 

でも寝室はどうでしょう。

 

ベッドが置ける広さがあって、クローゼットなど収納があれば、ひとまずOK。

 

そんなふうに考えている方も多いのではないでしょうか?

 

実は私も、家を建てる時に寝室について考えたことは、そのくらい。大きなベッドを2つ並べたい(子供が小さかったため)。そのくらいしかは考えてこなかった気がします。

 

ところが、住宅設計の視点からさらに深堀して見ると、ベッドの位置ひとつでも、ドアや窓や照明、エアコンとの関係を考える必要があるんです!

 

確かに、エアコンの風が顔に直接当たる位置だったら、寝苦しいかもしれませんし、ドアの近くにベッドがあると落ち着かないこともありますよね。

 

セミナーを聞きながら、寝室って実は意外と考えることが多いんだなぁと思いました。

 

 

 

 

寝室で気になるもの、ありますか?

セミナーの中では、参加者の皆さんにも寝室で気になっているものを挙げてもらいました。

例えば、

  • オープンラックに置いてある物

  • パソコンやテレビ

  • 充電ケーブルの小さな光

  • 時計の音

  • 室内干しのポール

  • 空調の風や音

など。

私の寝室にも、背の低い棚があって本や携帯の充電などが置いてあるのですが「目をつぶってしまえば気にならない」なんて感じで、私はあまり気にしたことがなかったのですが、気になる人には気になるんですよね。

 

時計の秒針の音が気になって眠れない、という話も聞きます。(これは私も同じで、針がある時計は撤去しました!)

 

逆に、多少物が置いてあっても、音がしていてもまったく気にならない人もいるでしょう。

 

片づけの仕事では、どうしても物の量や収納の使いやすさに目が向きがちです。

でも、寝室となると、物だけを見ていてもわからないことがありそうです。

そもそも、このコラムでも何度も書いているように、何を不快に感じるかは人によって違いますからね。

 

 

 

片づいている寝室=よく眠れる寝室?

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠環境について触れられています。

寝室の明るさや音、暑すぎず寒すぎない室温などは、睡眠を考えるうえで確認しておきたいところです。

 

そう考えると、見た目がすっきり片づいているからといって、必ずしも快適な寝室とは限りません。

例えば、物がほとんどない寝室でも、外の街灯がまぶしかったり、エアコンの音や外を走る車の音が気になったりすることはあります。

 

反対に、本やお気に入りの雑貨に囲まれている方が落ち着く、という人もいると思います。

もちろん、物を減らすことで寝室が使いやすくなったり、気持ちが落ち着いたりすることもあるでしょう。

ただ、物を減らせば必ず睡眠が改善する、という単純な話でもないんですよね。

 

 

今夜、寝室をちょっと見回してみませんか

実は私自身も睡眠を改善したくて、生活習慣の見直しに取り組んできました。

  • カフェインは原則午前中だけ
  • 運動をして体を動かす
  • 夜早めにゆっくりぬるま湯入浴する
  • 22時に寝る決意

 

でも、寝室そのものについては、まだ見直せるところがあるかもしれません。

 

チェック1|寝る時に、気になる明かりはありませんか?

セミナーでは、参加者から「充電ケーブルの小さな光が気になる」という話が出ました。

これ、気になる人には結構気になるんですよね。我が家は扇風機のスイッチ周辺の光が気になっていました。

 

寝室の照明を消しても、家電のランプや廊下から差し込む光など、案外いろいろな明かりがあります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、寝室はできるだけ暗くすることが推奨されています。睡眠中の光は、中途覚醒を増やしたり、睡眠の効率を下げたりする場合があるためです。

 

充電器のランプが気になるなら置き場所を変える、カーテンの隙間から光が入るなら調整するなど、すぐに試せることもあります。

スマートフォンも、寝る直前まで使っていないか確認したいところです!(自戒)

 

 

チェック2|ベッドの位置と、音・温度・風の関係は?

住宅設計の視点から興味深かったのが、ベッドの配置についての話です。

寝室にベッドが入るかどうかだけではなく、窓や照明、エアコンとの位置関係まで考える。

 

  • エアコンの風が直接顔や体に当たっていないか。
  • 窓の近くが寒すぎたり、暑すぎたりしないか。

 

セミナーでは、時計の音や空調の音が気になるという話も出ていました。

 

特に騒音については、睡眠中の覚醒反応や睡眠の深さに影響する可能性が報告されています。私は眠りが浅いので、物音で夜中何度も目が覚めます。

まずは、実際に枕に頭を置いた状態で、周囲を確認してみましょう。

立って部屋を見ている時と、横になった時では、気になるものが違うかもしれません。

今の時期なら、窓からの冷気や暖房の風の当たり方なども確認してみたいですね。

 

 

寝室にある物が、自分にとってストレスになっていませんか?

これは、ライフオーガナイズの視点からも考えたいところです。

 

セミナーでは、オープンラックやテレビ、パソコン、室内干しポールなど、寝室に置いている物についても話題になりました。

寝室は、眠る以外にも着替えたり、洗濯物を干したり、仕事をしたりと、いくつもの役割を持っているご家庭があります。

 

そこで考えてみたいのが、その物が目に入ることで、自分がどう感じるかということ。

 

例えば、仕事の書類が見えると、寝る前にも仕事のことを考えてしまう。

そんな場合は、書類を寝室から移動させたり、寝る時だけ見えなくしたりする方法もあります。

反対に、好きな本や雑貨がある方が落ち着く人もいるでしょう。

 

今回のセミナーでも、同じ部屋の状態に対してストレスを感じるかどうかには個人差がある、という話が出ていました。

ここについては「物を減らすと睡眠の質が改善する」と直接証明されているわけではありませんが、寝室で自分が気になっているものを確認することは、心地よい空間をつくるきっかけになります。

 

一度ベッドから部屋を眺めて、気になるものがないか見てみてください。

置く場所を少し変えるだけで、印象が変わることもありますよ!

 

 

 

寝室を整えることも、暮らしのアップデート

今回のセミナーを通して、私自身、睡眠について考える視点が増えました。

これまでは、カフェインや運動、夜のパソコン作業など、自分の行動を変えることに意識が向いていたのですが、寝室の環境も改めて確認してみたくなりました。

 

ベッドや家具を買い替えなくても、今の部屋で試せることはありそうです。

「もっと眠りたい」と感じている方は、睡眠時間の確保とあわせて、ぜひ一度、寝室の環境も見直してみてください。

 

普段は気に留めていない照明の位置や、エアコンの風、ちょっとした物音。改めて意識してみると、意外な発見がありそうです。

 

睡眠時間を増やしたい人が約7割もいるという今回の調査。

もちろん、寝室を整えたからといって、睡眠時間が増えるわけではありません。

それでも、せっかく眠るなら、できるだけ気持ちよく休める環境にしておきたいですよね。

 

暮らしを整えることは、毎日の行動をラクにするだけではなく、気持ちよく休める場所を考えることにもつながっているんですね。

 

皆さんの寝室には、気になっているもの、ありませんか?

 

 

参考資料

博報堂生活総合研究所
「生活定点1992–2026」(2026年10月5日公表)
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/267399/

厚生労働省
「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf

セミナー資料
2026年10月13日開催「片づけと睡眠の意外な関係」オンライン対談編集稿

  • この記事を書いた人

OPT LIFE 戸井

営業職・専業主婦を経て2014年に起業。 「気楽に、身軽に、豊かに暮らす」ことを軸に、片づけとファッションを通して暮らしと装いの最適化を支援している。 専業主婦時代にライフオーガナイズと出会い、ただ片づけができるようになるだけでなく、心が軽くなり、日々の暮らしが整っていく経験を持つ。そこから、片づけやファッションの悩みは「自分がどういう人なのか、どう生きたいのか」が見えなくなっているサインであると捉え、価値観や特性、ライフスタイルに寄り添った住まい・モノ・衣類の選び方、整理収納方法を伴走型で伝えている。――― 個人事業としての活動開始以降、訪問サポートは約500件以上にのぼり、個人開催、企業・行政・PTA主催など含め講座受講者は延べ1,500人以上。北海道内のテレビ・雑誌等のメディア出演も多数。現在は後進の育成にも注力している。――― 保有資格:ライフオーガナイザー(協会認定講師・本部スタッフ)、ICD認定CDスペシャリスト/ADHDスペシャリスト、パーソナルカラーアドバイザー、骨格スタイルアドバイザー、顔タイプアドバイザー

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