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片づけをプロに頼む価値はある?自己流との決定的な違いを解説

なぜ「誰でもできそうな片づけ」を、わざわざプロに頼むのか?

片づけは自分でできるはず?

「片づけなんて、やろうと思えばいつだって自分でできるはず。」
そう思っている人ほど、実は長く動けずにいます。

 

物を分類して、減らして、収納する。

やることだけを見れば、とてもシンプルです。

 

それでも、多くの人が片づけ終わらずに情報を探し続けたり、作業の手が途中で止まります。それは、なぜでしょうか。

 

その理由として考えられるのは、片づけが単なる「物理作業」なのではなく、認知・判断・行動設計のプロセスを含む複雑な行為だからです。

 

片づけのプロを呼ぶ意味、つまり、私はなぜクライアントに呼んでもらえるのかというと、単純に「片づけの手伝い」をしているからではないからなのです。

 

 

人は、自分のことがいちばん見えにくい

 

私たちは、普段から自分のことをわかっているようですが、行動の90%は無意識と言われています。
つまり、自分の思考のクセや判断基準をほとんど無意識で使っているのです。

 

「もったいない」
「まだ使える」
「いつか必要になる」

 

それが本当に「今の自分の基準」なのか、
過去の延長なのか、はたまた世間一般から刷り込まれた価値観なのか。
物をみると自動的に出てくる思考なので、意外と自分でも分かっていません。

 

こういった時に第三者が入り、対話をすることや選択肢を提示されることで、初めて自分の無意識の思考や価値観に気づくことがあります。

 

「私はこれを大事にしたいんだ」
「本当は、もう疲れていたんだ」

 

片づけが進まない原因は、本人のやる気やスキル、物量ではなく、基準の曖昧さであることが多いのです。

 

 

 

 物理的な物の仕分け作業は、想像以上にエネルギーを使う

片づけのプロセスでよく言われる「全部出して分ける」

 

関連する物を全部出す。
同じカテゴリーをまとめる。
要不要の判断をする。

 

言葉で書けば簡単ですが、これを一人でやるのは想像以上に消耗します。

 

特に体力に自信がない場合、物を収納場所から出して床に置き、判断して、捨てたり、梱包したり、元の収納場所に戻す作業は、重りを持ったフルスクワットと同じ行為。普段体を動かしていないと、しんどくて、なかなか進みません。

 

そしてそれ以上に消耗するのは、判断です。

 

心理学では、判断は「有限資源」とされ、たくさんのモノゴトを判断すると途中で意思決定の疲れが起きてしまいます。

 

物を減らそうとするけれど途中で疲れて止まる人は、意思の力を使って1つ1つの物の要不要を判断するという無理がある方法で進めようとしていることが多いのです。

 

それに対して、私が訪問して一緒に作業をする場合にはクライアントの方と接しながら、どの範囲から、どの量を、どの順番で進めると一番疲れにくいかを考えながら整理をしています。

 

それでも迷ってしまって判断の手が止まった時には、ゴールを思い出したり、基準を明確にする言葉がけ、キーワードの提案をしながら判断を促すこともあります。

 

このように、常に状況を俯瞰しながら作業を進めたり、ご自身で要不要の判断している際に前後の体力を使う作業やごみの分別などを代わりに私がすることで、より疲れずにスピーディーに作業を進めることができます。

 

 

 

収納は、無意識の習慣に縛られている

 

自己流の場合、収納配置や収納方法は「慣習の固定化」で作られていることが多いように思います。

 

「なんとなく置いた」
「ここに置くのが普通」
「前からこうしている」
「実家もこうしていた」

 

でもそれは、本当に「一番いい、やりやすい場所だから」ではなく、ただ単にとりあえずが習慣化しただけからかもしれません。

 

使い勝手がいい収納は、「人×物量×空間の最適化」で、使う人に合わせて考えていきます。

 

動線を分析して部屋の使い方や収納配置・収納方法を少し変更するだけで、驚くほど楽になるケースがたくさんあります。

 

自分の「当たり前」の外に、もっと楽にできる方法があることも多いのですが、なかなかそれを慣れてしまった「当たり前」をリセットして考えなおすのは、自分だけでは難しいです。

 

 

 

 収納は、 行動のクセ × 人間工学で考える

人はそれぞれ、体のサイズが違います。
利き手、取り出し方、視線の高さ、疲れやすい姿勢などは明確な個人差があります。
そのため、こういった個人差を反映させていくことが使いやすさのポイントです。

 

収納用品も、まずは「おしゃれ」より「行動に合うかどうか」=使い勝手が大切
そのうえで、その人の好みや、視覚的にも疲れないし、出し入れが楽なデザインを検討します。

 

どの高さなら取り出しやすいか、

どの収納なら戻しやすいか、
どの仕切りなら迷わないか、
ラベルは必要かどうか…

 

どの方法がベストか考えるには、自分でやるには様々なバリエーションを調べ、選び、試して調整する…試行錯誤するしかないため、時間がかかってしまいます。その点、経験と知識がある立場から選択肢を提案した方が、圧倒的にスピーディーに決められます。

 

 

 

片づけをプロに頼む価値、まとめ。

片づけは、確かにある程度「誰でもできる行為」です。別にプロに頼まずにも、暮らしに何も支障を感じない方も多々いるでしょう。

 

でも、

・自分の基準を言語化し
・疲れにくい順番で進め
・行動に合う配置に整え
・続く仕組みにする

 

ここまでをある程度の期間で一人でやるのは、言葉で言うほど実は簡単ではありません。

 

特に片づける前の段階で

「片付けは苦手」
「片付けをしたくない」

そんな片づけに対して楽しくない気持ちがある方は、なかなか自分1人で着手したり、継続的に進めることが難しいでしょう。

 

「片づけ」は、自分と対話し、暮らしを再設計するような行為です。

 

 

誰にでもできる行為だからこそ、構造を理解していないと、何度も同じ場所で止まってしまいます。

 

 

だから私はご依頼をいただけるのだと思います。

 

実は、毎日手間がかかっている、使いにくさを感じている、イラっとしている…などの不便や不快が当たり前になっていて、片づけでどうにかなるということに気づいていない人もいるのだと思います。

 

そんな小さなストレスの積み重ねこそ、ご依頼いただくことで一気に解消して、ストレスフリー、スムーズな暮らしにしてもらえたらと思っています。

 

片づけは、物を減らす、収納用品に入れるという単純なことではありません。

 
自分の基準を言語化し、疲れにくい順番で進め、行動に合う収納配置・方法に整え、続く仕組みにする行為なのです。

 

そしてさらに、この一連のプロセスを経て、暮らしの快適さを経験することで改めて曖昧になっていたご本人の価値観を再確認することができるので、それが相乗効果として、時間やお金の使い方が無理なく整うという嬉しいリターンもあるのです。

 

プロに頼む意味ってあるの?
自分でやるのと何が違うの?
そう思う方こそ、ぜひ一度試していただけたらと思っています。

 

他人を家に入れること、そして「散らかっている」という本当は他人に見せたい状況を見せること。
さまざまな収納場所、持ち物を見せること。
こういった1つ1つは、人によってはそれだけでもすごく大きなストレスになると思います。
これまでのクライアントの方、全員がとても緊張したところからのスタートでした。

その勇気が無駄にならないように、人それぞれの許容範囲をお伺いしながら、丁寧に作業をしていきたいと思っています。

 

 

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  • この記事を書いた人

OPT LIFE 戸井

営業職・専業主婦を経て2014年に起業。 「気楽に、身軽に、豊かに暮らす」ことを軸に、片づけとファッションを通して暮らしと装いの最適化を支援している。 専業主婦時代にライフオーガナイズと出会い、ただ片づけができるようになるだけでなく、心が軽くなり、日々の暮らしが整っていく経験を持つ。そこから、片づけやファッションの悩みは「自分がどういう人なのか、どう生きたいのか」が見えなくなっているサインであると捉え、価値観や特性、ライフスタイルに寄り添った住まい・モノ・衣類の選び方、整理収納方法を伴走型で伝えている。――― 個人事業としての活動開始以降、訪問サポートは約500件以上にのぼり、個人開催、企業・行政・PTA主催など含め講座受講者は延べ1,500人以上。北海道内のテレビ・雑誌等のメディア出演も多数。現在は後進の育成にも注力している。――― 保有資格:ライフオーガナイザー(協会認定講師・本部スタッフ)、ICD認定CDスペシャリスト/ADHDスペシャリスト、パーソナルカラーアドバイザー、骨格スタイルアドバイザー、顔タイプアドバイザー

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